季節だより

とんど焼き!

今から、50年以上前の今日の日。タムタム少年はウキウキ気分で小学校に向かっていました。

何故なら、1月15日はタダで善哉が食えたのです。

通学路の途中のある家。看板には○○組の文字。こわっ!

でもその前を通ると、「僕、善哉食べて行き!」とのおばさんの声が・・・

お餅が入った善哉が次々に通学途中の子供たちに配られます。

みんな大喜びで善哉を口にほおばります。

冷たい冬に、甘くあったかい善哉。

最高のごちそうでした。

まっ、今じゃ考えられんけど何の心配もなく出された善哉をほおばっていたんです。

元旦に、家々に新年の幸せをもたらすために、高い山から降りてくる神様が「年神様」。

「正月様」「歳徳神(としとくじん)」とも呼ばれています。

昔の人は祖先の霊が田の神や山の神になり、正月には年神となって、

子孫の繁栄を見守ってくれるのだと考えていました。

そこで、たくさんの幸せを授かるために、

神様をお迎えしてお祝いする様々な風習や行事が生まれました。

それがお正月。

正月飾りを目印に家にきてくださった年神様を、正月飾りを燃やした煙とともに見送る日です。

で、田村家の庭である神戸森林植物園で、毎年おこなっているとんど焼きに今年も行ってまいりました。

神様は無事帰ってくださったでしょうか?

 

「小正月」は旧暦の正月にあたり、

その名残で元旦を「大正月」というのに対して1月15日を「小正月」といいます。

地方によっては大正月に多忙だった女性をねぎらう日ということで「女正月」ともいわれます。

小正月には餅花を飾って豊作を祈願し、小豆粥を食べ、無病息災を願います。

小豆のように赤い色の食べものは邪気を払うとされ、

今でも祝い事には赤飯が供されます。

というわけで、小正月に子供に赤い色のもの(善哉等)を食べてもらうのが良いとされていたんですね。

特にネズミ年の私の学年はすごく喜ばれました。

という訳で、今日は1月15日、小正月。

正月飾りを目印に家にきてくださった年神様を、

正月飾りを燃やした煙とともに見送る日です。

で、田村家の庭である神戸森林植物園で、

毎年おこなっているとんど焼きに今年も行ってまいりました。

神様は無事帰ってくださったでしょうか?

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